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映画「千と千尋の神隠し」
KIMU-WOOD/木村淳一
2011.02.28
映画を見るのが好きです。たくさん見ている方では決してないのですが「好き!」です。
映画の中のインテリアが気になること、ありますね。
私が心に残っている作品のひとつに
「千と千尋の神隠し」があります。
以前、仕事のお客様が「あの映画の“双子のおばあちゃんのお姉さんの家”よいですよね〜」と
言われ、「私もそう思います!!」と即答した思い出があります。
本当に同じことを思っていたので! 自分の思いとお客様との思いが
ドンピシャだったのがものすごく嬉しくて。共感の喜びとは
こういうことを言うのだなと思いました。
有名な映画ですし、“双子のおばあちゃんのお姉さんの家”のことは説明する
こともないと思いますが、ひと言でいうと「古くて温かみのある洋風の家」
ということになるでしょうか。
大きな木のドア、古い木の梁、年代もののキッチン、テーブルや椅子の傷、
汚れがついた壁、使い込まれた糸巻き…時間の経過が刻まれていることの
美しさ、温かさが伝わってくる映像です。
このブログを書くにあたって、再度DVDを見直したところ、
2つの新しい発見がありました。ひとつは、「湯婆&銭婆がカワイイ」こと。
皺だらけの顔、長い鷲鼻、玉ねぎヘアー、しわがれた声、ジブリ映画に出てくる
おばあちゃんはどれも大好きですが、湯婆&銭婆は私の理想のおばあちゃん像になりました。
もうひとつは「双子の部屋のインテリアは似ているところがある」ということです。
妹(湯婆)の豪華な部屋も、よく見ると鍋を吊るしている感じや暖炉や家具のテイストが
姉(銭婆)の家と似ているところがあり、さりげなく「双子っぽさ」を演出しているのかなと。
(勝手な思い込みかもしれませんが、発見したときは嬉しかったです)
映画だけでなく、テレビ番組やCMでもインテリアが気になることはよくあります。
私が最近気になっているのは「国会中継」。本会議場のシャンデリア、ファブリック、
書記机(←正式名称は不明)など、見事です。他にはドモホルンリンクルの
CMの木の机や鏡が素敵かと(わずかな時間なので、よくわからないながらも)。