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リフォームか新築の検討で時代を感じる
コラム/齊藤元彦
2021.12.03
トトモニはどこに住むか?どう住むか?から相談を受けています。
最近 リフォームと新築の両方を検討しながら 下見に行くことが多いです。都会や人気のエリアにかぎってかもしれませんが 同じエリアで比べるとあることに気がつきます。
リフォームで40年くらい前の家の下見にいくと 土地、家 両方デカイ!40年前の区画って土地が50坪以上が多く、家も40坪以上あるのが普通
そして新築用の土地を見に行くと 30坪くらいが標準でそれ以下もあります、家も30坪前後になるでしょう。必然的に容積率、建ぺい率めいっぱいです。
この40年で日本の宅地はドンドン細分化が進み より小さく変わってきたんだなぁと肌で感じました。20数年前の学生時代に「日本は諸外国に比べてうさぎ小屋と揶揄されている。これからはより豊に大きくなっていかなくては」って教わったのですが あれ?今って・・・・ねずみ小屋?
どうしてこうなった? なんだかちょっと寂しく感じますね。
年収の問題、価格の問題、価値観の変移 国民性? 色々思い当たりますが、小さくなっていっているのは事実
自分の子供や孫が住まいを手に入れる時はどうなっているのでしょう?今より豊かで、より大らかな生活ができるようになっている そういうふうにしていきたい。大きい≠豊かですが 大きさ=ゆとり ではあるかも。
下見で歩き回って 時代の変移からそんな事を感じました。
次の次くらいまでの世代スパンで考えて より豊かになっていく。仕事を通して未来へ貢献したいって考えています。永い目でみて良い物を残す。小さい土地にいかに大きく建てるかが設計力なんて言われるのはちょっとなぁって思います。(そういうのも嫌いではないです)
さて 「更地+新築」と「建物付き土地のリフォーム」トータル予算が同じだと、後者のほうが大きいものを手に入れることが出来そうです。それぞれでメリットデメリットあるので悩ましいですが、新築とリフォーム両方検討してみてもいいかも。
↑リフォームを選択した住まい手(施主施工中)