COLUMN & BLOGコラム&ブログ
築40年もすると水道管が。と、思いましたが、
KIMU-WOOD/木村淳一
2010.12.06
先日キッチンの交換等をする現場が
あったので見に行ってきました。
築40年以上の公団みたいな建物でした。
建物はとてもシンプルで時代を感じましたね。
その中で関心は2つ見つけました。
一つは
水道屋さんが
その時代の水道配管は管内がさびていて
配管が取替えきれない事が多いとの事。
そんな事を言いながら
力いっぱい配管を外そうとしましたが
外せず
一部を切る事になりました。
切った所を見せてもらうと
内部はブルーになってました。
これはライニング工法と言って
配管内の掃除をした後、塗膜をつくる(樹脂系の物を流して幕をはってしまう)
事をしていた証です。
すごいですね。
今までの建物のメンテナンスとして
結構お金を掛けてきている事がわかります。
ついでに気がついた事があります。
家具に隠れている配管は麻の網目の布で
保温されていました。
今では石油製品等で質を上げている物を
使っていますが、
グレードが悪くてもこっちの方が私は好きです。
感動です。
関心ごとのもう一つはキッチンの作り方です。
この時代システムキッチンなんて無かったのでしょう。
でも実にすばらしいシステムキッチンでした。
上段と下段が分かれました。
しかも細い木材できちんと手作業で骨組みしてあり
それはまるでキッチン家具に見えました。
外してみて初めてわかる仕組みや仕掛けは
大好きです。
関心3つありましたね。