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築40年もすると水道管が。と、思いましたが、
KIMU-WOOD/木村淳一
2010.12.06
先日キッチンの交換等をする現場が
あったので見に行ってきました。
築40年以上の公団みたいな建物でした。
建物はとてもシンプルで時代を感じましたね。
その中で関心
は2つ見つけました。
一つは
水道屋さんが
その時代の水道配管は管内がさびていて
配管が取替えきれない事が多いとの事。
そんな事を言いながら力いっぱい配管を外そうとしましたが
外せず
一部を切る事になりました。
切った所を見せてもらうと
内部はブルーになってました。
![築40年もすると水道管が。と、思いましたが、_d0126473_1034678.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201012/06/73/d0126473_1034678.jpg)
これはライニング工法と言って
配管内の掃除をした後、塗膜をつくる(樹脂系の物を流して幕をはってしまう)
事をしていた証です。
すごいですね。
今までの建物のメンテナンスとして
結構お金を掛けてきている事がわかります。
ついでに気がついた事があります。
家具に隠れている配管は麻の網目の布で
保温されていました。
![築40年もすると水道管が。と、思いましたが、_d0126473_10345642.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201012/06/73/d0126473_10345642.jpg)
今では石油製品等で質を上げている物を
使っていますが、
グレードが悪くてもこっちの方が私は好きです。
感動です。
関心ごとのもう一つはキッチンの作り方です。
この時代システムキッチンなんて無かったのでしょう。
![築40年もすると水道管が。と、思いましたが、_d0126473_10352620.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201012/06/73/d0126473_10352620.jpg)
でも実にすばらしいシステムキッチンでした。
上段と下段が分かれました。
![築40年もすると水道管が。と、思いましたが、_d0126473_10354736.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201012/06/73/d0126473_10354736.jpg)
しかも細い木材できちんと手作業で骨組みしてあり
それはまるでキッチン家具に見えました。
外してみて初めてわかる仕組みや仕掛けは
大好きです。
関心3つありましたね。