COLUMN & BLOGコラム&ブログ
木を削ると思い出す〜♪
KIMU-WOOD/木村淳一
2011.09.23
「欲しいと思っていながら作れずにいたもの」シリーズ
第2弾が完成!
キッチン、シンク上の照明の「プル」。
元々はプラスチックで。
これが木だったら可愛いな〜と思うこと5年。
長い道のりだった……
作りやすい大きさで作ったので、大きいのですが、
木だけあって、軽い。
20×27ミリのサクラの角材を
削って削って……
:::::
と、削っていたら
中学生の頃の美術の時間を思い出しました。
あれはたしか中2の時。
板を好きなように彫って
セロテープ台を作るという課題の作業中、
どうも上手くいかず、何気なく
うしろの席のWちゃんに
「何だかうまくできないな〜」とこぼしたところ、
Wちゃんは「こういうところはね〜」と言って、
私のやりかけの板を手に取り、
見る見るうちに美しく彫り上げてくれたのです。。。
自分の課題を友達に仕上げてもらう私。
それを先生もクラスメイトもとがめない、気にとめない
美術の時間のあの自由な空気。
色々な記憶が一気に甦ってきてびっくりしました。
Wちゃん、彫刻だけでなく絵も上手だったな。
写生会に行っても、Wちゃんが描いた絵を一生懸命、
写生していた(←模写!)ことも思い出しました。
(その時もWちゃんは私のを手伝ってくれたような)
その時の私はWちゃんの生み出すものに
完全に魅せられていた、惹かれてんだなあと、
ウン10年経って気がつきました。
Wちゃん、あらためてありがとう。そして作品好きでした。
と、我が家のWちゃん発見!
上の写真は工場長が中学生の時に
作ったハンコです。
たしかに底面にハンコが彫られています。
石は元々は四角柱だったんだと思います…
凝り方といい技術といい…Wちゃんと同じ匂いがします。
プルは100%自力で作りました。
今回は人に頼らずに作れた〜(笑)