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何事も基礎が大事「基礎一体打ち」
コラム/totomoni
2021.06.17
木造住宅の基礎にはいくつか種類があります。 一般的には独立基礎、布基礎、べた基礎ですがその敷地の形状や地盤によって、それらの中から選択、組み合わせで基礎を作るようにしています。特殊な敷地でなければ主にべた基礎を採用することが多いのですが、今回はべた基礎の作り方を紹介いたします。
べた基礎とは家全体をコンクリートの盤で支える基礎です。①盤と②木構造を支えるための立ち上がりから成り立っているのですが、トトモニではその作り方で「一体打ち」を標準としています。(※1)
通常べた基礎を作るときは ①盤と②立ち上がりを2回にわけて別々に作ります。この作り方の場合、構造体である基礎に打ち継ぎが生じます。この作り方がNGということはないのですが、より強固な基礎を作るための手法として「一体打ち」があります。
一体打ちは①盤と②立ち上がりを1回で同時に作ってしまう手法です。こうすることによって構造体が一体化し、より強固な基礎を造ることができます。そして、この手法ができるのは、経験、ノウハウ、職人が揃っているからです。
出来上がってしまうとわからなくなってしまうところですが、何事も基礎が大切。よりよい方法を、日々、模索しつづけています。
※1 季節や形状(深基礎等)により、通常のべた基礎を採用する場合があります。