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vol.18 自然素材・無垢のデメリットを知る2 ~床が動く!?~

コラム/totomoni

2021.06.17

さて前回に続き「自然素材 無垢のデメリットを知る」です。
前回は無垢材のヒビと乾燥についてお話しました。

 

【床の隙間が開いていく~】
床板と床板の間が開いた?・・・・最初はピッタリだったような
大丈夫か?このまま放っておくと外れちゃう?

外れることはほとんどありません。(一度ありました。正直に)
無垢のフローリングは隙間が開くことがあります。
乾燥すると木材は収縮する=隙間が開きます。
つまり冬の乾燥した時期に出やすい症状。
乾燥の季節が終わると元に戻ります。

 

【床が盛り上がっている?】
歩いていて ふと?床が波打っているような・・・
あれ?平じゃなくなってる?
フローリングの目地が波打つことがあります。
湿度が高いと木材は膨張する=目地がピッチシ。
つまり梅雨の時期に出やすい症状
これもそのうち戻ります。

 

でも想定以上に湿度が高かったりすると床が持ち上がっちゃうことも。
(これも経験あり 正直に)別荘地などでは要注意

 

床材は季節によって 湿度を吸ったり吐いたり=膨張、収縮をしています。
そのため無垢の床を貼るとき あえて少し隙間を空けて施工します。
その加減が難しい!

 

【腐る】
大きなウッドデッキ 外での食事とか憧れませんか?
季節の移り変わりを楽しめる場 いいですよね。
が!ちゃんと言っておきましょう!木は腐ります。
特に塗れる かつ乾きにくい箇所は要注意。
桧の濡れ縁の場合、風通しが悪い場所では10年もてばいいほうです。最短なら5年くらい。
白木の文化。桧のよさも捨てがたいものがあるので 桧を使うときは
「数年後にまた新しくしましょう。ほら ○○と畳は新しいほうがいいって言うし」
と言っています。
(※○○に女房は入りません!入れません!絶対!)

 

木材も材種によっては腐りにくいモノがあります。
ハードウッドと呼ばれているもので船の甲板とかに使われるようなモノです。
ちょっとイニシャルは高くなりますがお勧めです。

 

などなど 今回も無垢の木のデメリットになりうる面をお伝えしました。
自然素材との付き合いは こちらも自然体
おおらかな気持ちで接するといい関係が築けそうです。
困ることもあるかもしれませんが それに勝る魅力を感じることもあるわけで。

 

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