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強固な骨組み「構造材」
コラム/totomoni
2021.06.17
構造材。文字通り建物の重要な構造部分を担う材料です。
構造に使用される素材には、木造ならば木材、鉄骨造・RC造ならば鉄やコンクリート、そのほか石材などさまざまなものがあります。 日本家屋の伝統的な構造材である木材も、その地域・時代・架構によって数多くの材種と使われ方がされてきました。
代表的な材種は松や桧、杉。珍しいところでは栗やヒバなどがあります。また同じ樹木でも産地によって強度や価格、色や香りが異なります。材のもつ特性や、乾燥具合を考慮しながら適所に使うことで十分な強度と耐久性を兼ね備えた構造物を作ることが可能です。
私たちは今までに建築の多くに木材を使用してきました。樹齢100年を超える松や、硬くて特有の香りのする栗、世代を経て育てられている杉や松。そんな木材との出会いは人との出会いに似ています。驚きあり、喜びあり、愛着をもって付き合って生きたいものですね。
木材は生きています。
トトモニではなるべく国産の木材を、日本の林業を支える作り手と、建物を建てる作り手たちととともに、建物に活かし末永く使用していきたいと考えております。
今こそ、日本の木材を改めて見直す時期ではないでしょうか。