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ねむの木学園
牧島の日常/牧島美玲
2011.08.15
先日藤森照信さんの話題になり、ふと藤森建築がみたくなりました。
掛川にある「ねむの木こども美術館」。 せっかくなので行って来ました♪
「どんぐり」と名前のついた美術館。なんてかわいらしいカタチ。
目線の先は、ついつい屋根へ・・・。
トタンを重ね合わせてできていたのねー。
どんぐりの部分にもちゃんと樋がありました(笑)
中庭からのエントランス。
建具もガラスも、漆喰壁のイラストも、かわいらしい。
なんか気持ちがほっこりします。
中は漆喰の壁に、無垢の栗(たぶん)の床と藁をふくんだ土間。
ここは秋野不矩美術館みたいに、
素足で上がる・・・ではなく土足のままだし、
景色を楽しむ感などはなかったけれど、
藤森さんらしい、質感あふれる感じは変わらず出ていました。(撮影不可)
ねむの木学園の子供たちの、すばらしい感性で描かれた多彩な絵にも
思わず感動してしまいます。
絵を楽しむには、ほどよく閉ざされた建物になってていいのかも。
同じくねむの木村に建てられた吉村淳之介文学館にも寄り道。
こちらは純和風建築。 設計は・・・だれだろう?
低い軒。豊かな庭園。すべて名栗仕上げの縁側デッキ。
お茶室とかじゃなくて美術館という機能を持たせた建物なのに、
日本の建築って美しいな、って感じる建物でした。
・・・・でも、おはずかしいことに
ワタクシ、吉村淳之介の本を読んだことなく。
建物は響いたんだけど、展示自体にはあまり響けず・・・・。
これを機に読んでみようかな(汗;)