COLUMN & BLOGコラム&ブログ
失われない魅力 大切にされる住まい のキモは?
齊藤の日常/齊藤元彦
2020.09.29
昭和の建築家 吉田五十八 の作品 猪俣邸 に行ってきた。
昭和44年築 約50年前の建物
何だろうな 実に艶っぽい
市井の人の住まいではないというのもあるけど
美しさは健在
庭との繋がりも惚れ惚れ
全て 職人による手作り 細部に魂こもってる!
耐震性 断熱性 防犯性 防火性 合理性 色々求められる現代では
同じ造りはできないまでも
どこか通ずる魅力を継承したいと思いつつ
次に訪れたのは
「普遍的な家が欲しい」「武相荘のような」
という御仁がいらして それなら見ておこうと
白州次郎 正子 夫妻の家 武相荘
こういう骨太な建物を見た後は
ブログも若干硬派に
それぞれ雰囲気は違うけど どちらも今もなお色気漂う建物
現代の家で 50年後になお 色気ある建物を造れているか?