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復興へ…
牧島の日常/牧島美玲
2017.10.03
東京マラソンに感化されて走り始めて半年。
初めて大会に参加してみました。東北・みやぎ復興マラソンです。
でも初心者なのでファンランに参加。6キロだけです。
3月、走るよりシューズを買うより先に、この大会にエントリーしてました。
6キロそれなりに走れるようになっててよかった(笑)
会場入りから現地の現状を知ることができました。
シャトルバスをおりてから、鉄板の上にプラ敷を置いた未舗装の道を2キロ歩きます。
そこらじゅうに積まれた土嚢。整備が早く進んだ市街地とは違う空気感がありました。
走っている場所は、震災後につくられているかさ上げ道路
スタートしてコースにでてすぐ、感極まって涙が出ました。
あまりに平坦でなにもない…。
かつてはここに、家が、町が、生活があったんだろうに…。
でも海水に漬かり土砂と瓦礫だらけだったろう場所が、実り豊かな田んぼとなり
これがまた美しいものだから、せつなくてなんとも言えなかったです。
沿道では地元の方がいっぱい手を降ってくれました。
最初半泣きを堪えて走ってたので正直恥ずかしかったんですが
手を振り返したりしてるうちに楽しくてしょうがなくなってきました。
メイン会場では東北の地元料理のブースが立ち並んで大にぎわい。
走った後は、地元グルメを満喫しました!
震災の時・・・私はなにもしませんでした。
仕事休んでボランティアにいくとか、東京でできる支援活動をするとか、
もっと小さなことでも行動に起こすか起こさないか、で全然違うのに
私はなにもできませんでした。
今回現地にいって、復興がまだまだ道半ばであることを知り、
遅ればせながらこんな形でも関われたことがうれしかったです。
堤防もまさにいま作っていました。
この先もこの大会に参加するとか、観光に訪れるとか、
ここが変わって行くのを見届けられたらいいな、って思いました。