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木こりさんに会ってきました!

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2015.10.09

木材の伐採を見学できるということで、
東京(西多摩)の山へ行ってきました。

切り旬を迎えたばかりの山。

切り旬とは、木を切るのに最適な時期のことで、
秋のお彼岸頃から春のお彼岸頃まで

切り旬を守ることで、耐久性が上がり、色艶、そして香りのよい木材となるそうです。

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樹齢、樹高も様々で、スギ、ヒノキ、サワラ、モミ、ナラなど、
複数の樹種が育っている山です。
が、立木を見ても何の木なのか、なかなかわかりません。

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幹を見ても判別できないときは、葉っぱをみるとわかりやすい
(左)スギの葉っぱは細長くトゲトゲして立体的なのに対し、(右)ヒノキの葉っぱはトゲがなく平べったいんです。

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本日の主役!
木の伐採を生業とされている、木こりさんです。
とにかく佇まいが格好いい!
自然体で、たくましくて、笑顔が素敵な方でした。

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木こりさん曰く、
木を切り倒す作業は、そんなに大変なことではなく、
木を切り倒すまでの検討や段取りに時間がかかるのだそうです。

成長過程のまわりの木々を傷つけないように、
切り倒す木に負担がかからないように、
木の搬出のことも考えて。

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倒す方向が決まったら、手際良く木を切っていきます。
静寂の世界にチェーンソーの音が響き渡ります。ギューンギューーン
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伐採は手順が決まっていて
まず幹の根元の根ばりを取り、木の倒れる方向に切れ目(受け口といいます)を入れます。
さらに、受け口の裏側から水平に切れ目(追い口といいます)を入れて、
最後に追い口にくさびを打ち込むことで、木が倒れていきます。

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みしみしみし〜、 ざざざざ〜 どど〜ん!

それはそれは、迫力満点です。 
そして何事もなかったかのような静かな森林の世界に戻っていきます。

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切り倒した木は100年生のもので、
長さ約20m、円周180cm程のスギの木でした。

立派な切り株。
100年もの間、この場所で育ってきました。
切り株を触ってみると、しっとりと濡れています。
この木が生きていた証です。

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その後 加工場も見学してきました。

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丸太の皮を剥ぎ、板材として製材されていました。
これから半年ほど乾燥させ、仕上がったのがこちら!

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美し−!!!

なんという色艶、スギの木って、こんなにも美しい木だったのかと、
改めて、確認。

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1日、伐採、製材、そして仕上がった建材 流れを見学したことで
木材への想いがより一層強まった感じがします。
大切に使わなくてはいけません。

さとう

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