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ちょっとした異空間
牧島の日常/牧島美玲
2010.10.01
家で作業ができないタチの私は
作業したいときは、カフェやファミレスに移動します。
ひさしぶりの夜中のファミレス。
聞こえてくる周りの会話と、その裏の人間模様。
20代くらいの女同士の深刻な恋愛話。
ハロウィンと思われる飾りつけをしている
若いアルバイトのスタッフたち。
酔ったおじさんたちの、政治批評の会話。
いまの自分にとっては、そんな様子が非日常な感じがして
どこか異空間に来てしまったような錯覚になります。
だけど、どこか過去の自分とリンクするような瞬間がある・・・。
あぁ。恋愛話を夜通ししていた頃や、
レストランでアルバイトしてた頃が
急にフラッシュバックされて、思いをめぐらしながらも・・・
いつしか目の前の作業に集中して
非日常から、気づけば自分の中に戻っていく。
夜中のファミレスは私にとってそんな不思議な空間なのです。